レジュメの

資料検索にならないかとネットサーフィンしたところ、おもしろいサイトを次々発見。グリム童話たち。今日はバイトもなくて暇なので。それで暇つぶし(勉強しろ)。
少し前に出た、『本当は残酷なグリム童話』で、グリム童話の残虐性は明らかにされてはいたものの、シンデレラで2人の姉が鳥に目をくりぬかれるとか、白雪姫の最後にお妃が焼けた靴を履かされて死ぬまで踊るとかくらいで、まさか白雪姫のお妃は実母で、白雪姫は当時7歳で、魔法の鏡は父親を表しているとか知らなかったわ。白雪姫の遺体を欲しがったってことは、王子は死体愛好家だったという解釈もあったし。
屠殺ごっこのお話は知ってたけどね。それで子供たちが裁かれるっていう。
グリム童話がこんなに残虐な話なのには背景があるらしくて、当時は公開処刑が唯一の庶民の娯楽だったらしくて、白雪姫や千枚皮に代表されるような近親姦も、上流階級ではあったことらしい(もちろん倫理的にも道徳的にも禁止されてる)。ずっと魔女迫害の歴史があったから、話の中では魔女はほとんど悪者。まさに暗黒の中世ね。養えなくなった子供や老人は口減らしのために森においてくる。人権なんてない。
ヨーロッパと聞くと美しいとばかり思ってしまうけど、国同士が近い分争いも多くて、意外と血なまぐさい歴史の上に立ってる。革命やらあったしね。そういえば、ある先生が講義のときに、西欧の歴史建築は日本の歴史建築よりもはるかに豪華だ、どれだけ城主たちが搾取してきたのかがわかる、なんて言ってたのを思い出した。