送別会

サークルの送別会だった。飲むのは2ヶ月ぶり、サークルの新年会以来だ。サークルでの在籍年数がかなり長い先輩(7年いた!!)が卒業するとあって、サークルでの顔がかなり広い先輩のために、社会人の先輩たちも顔を出した。その中には当然私たちの代とは一切かぶっていなくて、行事くらいでしか面識がない先輩もいたので、いつもはくじで決める席も今回は学年ごとに。
うちの学年は女の子は就活ということで、あまりサークルに顔も出せずにいて、久しぶりにいろいろ絡んで話した。中には数ヶ月会ってない友達もいて、いまさらながら「明けましておめでとう」なんて挨拶したりして。男の子はほとんどみんな院に行ってしまうので、まだまだ遊ぶということに一生懸命なところもあって、男の子と女の子で向いている方向がまったく違うみたいだ。男の子は工学部ばかりなのでしようがない部分もある。工学部は院に行かないと専門職は難しくて、院にいって当たり前だという雰囲気があるらしいから。
そんな感じなので、就職だとか結婚だとかどこに住むだとか、そういう話をよくしていた気がする。2次会でも席に座っている友達はほとんど同じで、そういう話をしたりしていた。その中で、家を出るかどうかという話で、友達は「家にいたほうがいいかなぁーって考えたりする」と言っていた。子供が両親のつなぎの存在になっているのだ。うちは幸いにして両親は言い合いをしたりしながらも、なんだかんだでやってる。2人ともよく喋る。ドライブにも行ったりするようだ。だから私を含むうちの兄弟は気兼ねせずに家を出て、就職だって実家に帰って・・・なんて発想はない。そもそも実家に帰ったところで、今両親が住んでいるところはあと数年しか住まないのはわかっているから。友達はそれがうらやましいと言っていた。そんな友達の話を聞いていたら、本で読んだ家族の問題の典型的な一例だと感じた。ただいろいろ口出しするのも気がひけるので、「親の犠牲になりすぎないほうがいいよ」とだけ言った。
恋の話やらなんやらで、彼氏の第一条件に「タバコを吸わない人」と言ったら、「そんな人いないよ」なんて喫煙者の友達に言われた。でも嫌なものは嫌だもの。あと女の子の友達に「甘える姿が想像できない」とか言われた。そうなんだー、と妙な感心だった。人一倍実はそういう欲求が強いと自分では思っていたから。まぁ、確かになかなか表には出さないのかなぁ。気持ちが強い分、拒否されたときが怖いっていう。
社会人の先輩たちは仕事があるからと早めに2次会は帰り、卒業する先輩たち(特に男)は1次会からガンガン焼酎を飲まされていたせいで、早めにギブだった。いつもは酔っている姿を見せない先輩も今日は気分が悪くなり、みんな「あの先輩が珍しいね」と話していた。
いい具合にほろ酔いになって、久しぶりにみんなと絡んで結構楽しい飲み会だったのだけれど、気になったのは1年生男子。2次会に来たのは1人だけで、あとはみんな1次会のみだった。なんとなーく1次会の終わりのときに、「その1人来てくれた男の子だけ学年の男の子の中で浮いたりしてないよね?」なんて心配がフッと頭をよぎった。あと、それまで一切喫煙などしていなかった男の子2人が喫煙をするようになっていたこと。うちのサークルはたとえ男の子でも、喫煙しているのはあまり評判がよくないので、「え!?」という感じがした。喫煙するイメージなんか一切ない子たちだったし。何より、一緒のテーブルに座っていた1年の女の子たちが煙たそうにしていたのが可哀想だった。うちの学年の男の子たちも半分くらい喫煙者だからなんともいえないけれどさ。