アーティスト

っていうのは底が知れない。と、友達の日記を読んで思った。
ランキングやテレビの音楽番組とは無縁の音楽を聴くようになってから、とくにアーティストならではのギリギリ感といったものが文章としてつづられているのを見たりすることもあったけれど。彼の文章も、意外な衝動性だとかがあって、その奥底に隠れているものはなんだろう、と思わせた。
憧れるけれど、私は結局平凡かしら。
負の感情はきついけれど、その反面生み出すということに対して大きなパワーをもたらす。ということは自分の経験からもなんとなくわかる気がする。
その昔、シンガーソングライターという職業は自分の生活を削ってまで生み出さなければいけない非常につらいものだ、という文章を読んだことがあって、そのときにはよくわからずにいたけれど、今はなんとなくその文章の意味がわかる気がする。
私は何かを生み出す人間じゃなくて、その生み出す側に憧れを抱く人間だけれど、もうちょっとの間尖った感情でいさせて欲しい。