思う

ことはあるけれども、こうやってきたのも、私自身に必要だからでしょう。兄弟3人とも同じ業界に入るなんて思いもよらなかった(兄はすこーしだけ違うけれども)。でも、それに私はもう、そういうものだったんだって思ってしまった。
人のあら捜しもしようと思えばいくらでもできて、最初にはなにつく部分もあるけれども、でもそれも何かしら、私にとって大事なことなのかもしれない。関わらないことができない距離にいて、何かしらしょっちゅう言葉を交わして。何に気付けるだろう。何を学べるだろう。
ずっと強かった孤独感に、みんなが注いでくれた愛がようやく満たされたようで、今ようやく伸び伸びと人の目を気にしないでいられる。自信を持って振舞える。それは決して1人ではできなかったことだ。少しずつ少しずつ、あの尖がった感情から丸くなりつつある。やっぱり年齢を重ねると感情は柔らかくなるもので、年齢を重ねるたびに許せることは少しずつ増えていくらしい。
ほんの数ヶ月前までの私と、また違う感覚を持った私になりつつあるみたいだ。