松岡

農生大臣の自殺に思うこと。詳しいニュースなどはまったく知らなくてその情報のみからの推測だが。
人を殺すのは批判だという言葉が名著『人を動かす』などに載っていたが、それをまざまざと思い起こさせるニュースだった。
彼が水1本に5000円も使っているだとか、そういう批判されるべき部分があったのは事実だが、それをよってたかって野党が叩き、マスコミで取り上げ、彼を批判しぬいた。その批判のいきすぎにまたうんざりしたものだ。そんなものとっとと注意勧告なり、給料からの差し引きですませればよかったわけで、あんなにネタにされてはたまったものではないし、徹底的に批判されてかえって反動で自己弁護に走るのは当然。
いじめの世界と何が変わろうか。本当に伝えなければならないニュースはもっとたくさんあるのではないか。
加熱しすぎた追及が1人の人間を追い詰め、その命を奪ったということを考えなければならないのではないだろうか。