やる気

なっしんぐな感じで、普段ならば必ず結う髪も下ろしたままで会社へ。さっさと帰る。
国立新美術館へ念願のモネを見に行く。平日だけれどものすごい人で、ちょっと疲れる。なので鑑賞は早めにすませた。
さっと観ただけでも、光や色の使い方の絶妙さを見て取れる。そして同じ題材のものを同じ構図から、時間帯を変えて描くことによって、彼がいかに光にこだわっていたのか、ということがわかる。非常に印象派の画家らしい絵。日本の影響を受けたというところでは、ゴッホとも似たような力強いタッチだ。晩年の作品は写実主義とはまた違う雰囲気がした。さすがにそこまで絵画の歴史について詳しいわけではないが。
ところどころなんらかの形でモネと関係する他のアーティストの作品が展示してあった。現代のものは音楽にしろ美術にしろ抽象的で難解。抽象画には日本人はあまり興味はないのか、そういうことがお客の雰囲気からわかる。確かに抽象絵画などはわからないから、写実的なものが好まれるのかもしれないけども。だけれど色の綺麗さが好きだとかそういうところから入っていけばいいのじゃないかと思う。一見子供でも描ける様な作品に見えても、その実構図や色使いに、ものすごい計算や経験値が入ってそうだ。