数多
のことに支配されている。
休むことへの罪悪感は、会社に多大に精神を拘束されているから。
何もせずにいたときに、不安を覚えるのは、本当の自分というものに向き合っているから。
考えるということは、精神の裏の裏をいくようでもどかしい。
それで不安定さを感じ、通り過ぎてあわただしい日常生活に戻りたくなるのは、自分の基盤を揺るがされているような気がするから。いつも目をつぶって誤魔化してきたことに正面から向き合うことはしんどい。自分は何者かなんて考えなくても、食べてはいけるから。
数字を知るのは自分の食い扶持を守るため。
物事への深い洞察は、人間らしさ。
- 作者: 池田晶子
- 出版社/メーカー: トランスビュー
- 発売日: 2003/03/20
- メディア: 単行本
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