買って読んだ本を読み返す。直木賞受賞作品『私の男』
読みやすい語り口は結構気に入ったのだけれど、2度目に読んでみたら、最初読んだときの衝撃というか感情移入がそこまで湧いてこなかった。
どうも春は感性が鈍感になるらしい。
読んだときは、孤独な魂の寄り添う姿や、常識的な生き方ができないこと、常識的な人の持つ幸福ゆえの鈍感さとかいろいろ深く感じたはずなのに。