東京

の街について書いた本はなかなか読みやすい文体で、もう半分以上読み終えている。
ジャスコという単語を頻繁に用いて均質化に向かう街や、秋葉原・下北沢・六本木などのようなその街らしさがまだ出ている街のことを話す。
建築について少し触れた本で、今では地方に行ってもその地方らしさが感じられなくて、どこでもリトルトーキョーみたいな雰囲気でつまらないっていうことが書いてあったことを思い出す。そのリトルトーキョーは大きな郊外型ショッピングモールに飲み込まれつつある。そういえばかつての中心の繁華街が、今では交通手段をあまり持たない若者とお年寄りばかりだっていう話を学生時代にどこかで聴いたっけ。学生の私も中心街をこよなく愛する1人だった。今でも造られ過ぎて無機質な空間は好きではない。どうやらあまりテーマパークとかには向かない人間のようだ。
便利さは享受するけれど、あの広大で無機質な空間って意外とやりづらいような気がするんだけど。そういえば昔からニュータウンの類って嫌いだったけなぁ。あの均質な空間がものすごく気持ち悪かったんだ。年月が経過していれば違うのにな。
個人的にはやはり東京の西側が好き。中央線辺りとか(でも中央線は止まりやすいから総武線あたりがいい)。好きな街に若干左な感じのポスターを見ることだけが気がかりだけど。