JAM

はリアルタイムで聴いてはいたけれども、当時の私は女性歌手には興味は無くて、テレビの音楽番組で見る人気バンドの1つという認識だった。YUKIの歌声は私の好む女性の声とは違う。
バンドで『そばかす』をやるということになった。ヴォーカルの女の子はJAMが好きだ。音源と渡されたJAMのベストアルバム2枚のデータ。とりあえず聴いてみた。当時と違うのは、今の私は大分いろんな音に慣れていること。JAMの音楽隊は実はすごく難しいんだよ、という話を大学の先輩から聴いた。確かに難しかった。
バイト時代にYUKIのPVを延々流していた。マジマジと見たYUKIは年齢を重ねて美しくなっていた。彼女から薫るエロスは、そういうのが苦手な私にも割合受け入れやすかった。
ヴィレバンの本棚に並んでいたYUKIのフォト入りエッセイはすんなり私の頭に入ってきた。この年齢になってようやく彼女の魅力を真正面から受け止められるようになった気がする。なんて輝いているんだろう。写真を見てそう思った。