人間

の考えっていうのは時代が変わったって、多分そう大きくは変わらないらしい。頭一つ抜け出すには、人が思っていなかったことを考え出すことなんだけど、それもオリジナリティ溢れ過ぎていると精神病棟行きだよと養老孟司は言った(この発想だとかいろいろ、本当にこの人の着眼点はすごい)。
ただ、最近思うことは、今の時代だけ特別だとかそんな発想よりも、それこそ仏教的な考え、輪廻のようなものだと思うのがいいのではないかと思うようになっている。いろんなことが巡るのだということ。そしてまた無知の知のような発想であることが真理なのではないかと(真理というものにおそらく人間は一生かかっても到達し得ないと思っているのだけれど、少なくともこのスタンスであれば少しは真理とやらに近いのではないのか、などと肌身で思うことがある。これまた矛盾)。