同じ

シリーズで作っていたって、1つ1つ表情の違う焼き物。これは素晴らしいなと思ったら、展示の説明文にも「上手の作品」なんて記述があって、やっぱりいいものはあからさまに違うのねと思った。
あと思うことだけれど、いいものっていうのはどうやらスッキリとしたものらしい。構図であったり色であったり、食べ物であれば味であったり。スッキリさっぱり。上質なものは飾り付けない。
東京都内がコンクリートアスファルトだらけだから、恋しがるように公園にたくさん植えられた木。今年の紅葉は遅めだとは聞いていたけれど、それでもほんのり色づいていた。一生懸命に自転車の練習をする男の子とその父親・は母親の微笑ましい様子を見ていた。アメリカ人なのかなぁ。Dadは本当にDadだ。
小さな子供が自転車に乗って父親らしき人と喋っていた。ちょうど私は最近では珍しく手にチョコレートを持っていた。自分のあげる姿を想像もしたけれど、結局あげようかという間もなく、子供は一歩先をいった少し遠いところにいた。
そういえば自分がまだ幼稚園に上がる前、姉の幼稚園の遠足についていって、動物園で1人フラフラとしていて(本当はキリンか何かを探していたんだと思う)、なぜか動物園の端っこで普通の道路に出てしまった。ちょうど通りがかった中・高校生くらいのお姉さんに「可愛い」と言われて、お菓子をあげようかと言われたがもらわなかったのを思い出した(ちょうどそのときに姉と同じ幼稚園の子がいて、その子はもらっていたような気がする)。そういうおせっかいにも似た接触の仕方、今の私にはどうも苦手かもなぁ、なんてことを思った。でもそういうおせっかいは優しいとも思う。