銀座線

揺られてワタリウム美術館へ。
ジョン・ルーリー展は作品に皮肉も見えるようで、それがまた自然。配色は暗めが多かった。
作品に載せられた詩のようなものが、同じ意味でも英語と日本語とでは違うように思えるのは音の由来?そういうときに言語学みたいなものの重要性を感じる。
期間中は1枚の入場券で何度も見られるし、また来るとしよう。
それにしても、メトロ利用の山手線の内側の街の無機質さになんだか落ち着かない気分になる。生活からきっぱりと切り離されたオシャレな街。ワタリウム美術館の窓から、お寺さんがあるのとそこから住宅地になっているのを見て少し安堵した。
渋谷からはすぐに電車に乗らずに、代官山側に恵比寿に向かって歩いてみた。写真美術館に行こうかどうしようかと迷っていたけれど、恵比寿から電車に乗ることにした。
今日は本当に寒い。
立ち読みした写真集は、気取った写真なんかなくて、ただただシンプルだった。森山大道の写真は泥臭い昭和の匂いがして、それもまた失われし記録となったような気がした。
最近民俗学的な写真を撮る、ということも考えているし、少し前に友達と中目黒をブラブラしたときに友達の写真を撮りまくったような、そういう手法も1つかしら、と思うようになっている。