メトロ

に揺られて麻布方面へ。SAVE THE FILM GELATIN SILVER SESSIONの展示会へ。六本木を横切って渋谷へ行こうと思っていたところを西麻布辺りで途中変更、やはり恵比寿に行くことにして広尾方面に抜けた。恵比寿では東京都写真美術館森村泰昌ジャンルー・シーフを。全体的にモノクロが多い内容となった。
情報が限られるから、モノクロ写真になると対象というものがよりいっそう浮き上がってくる感じがする。カラーはカラーで好きではあるけれど、対象と真摯に向き合うという時点で、まずモノクロで撮るということを指示されたことの意味を少し見いだせた気がする。
麻布の方のギャラリーは、写真家の年代ごとに展示されるという構成。そこにはやはりなんらかの時代の持つ空気とか質感の違いというのを感じ取れる気がした。
「デジタルだとつるっとして綺麗になりすぎちゃうからね」
森村泰昌は大学時代に講義で聴いた名前。心理学ばかり興味があって芸術はどうもからきしと言っていた仲間たちのことを思い出す。蛇足。
その人物に扮する。彼の伝えたいメッセージはまだ私には理解できないけど。
ジャンルー・シーフ没後10年。雑誌の商業写真と、個人で撮っていたらしき風景写真。日本での人気も高いと展示パネルに書いてあったが、確かに馴染みやすい写真群。私も好きだなと思った。写真とはかくシンプルであるべきか。また見たいと思う作品群だった。
恵比寿から渋谷まで歩いてみる。
渋谷のビックカメラではお目当てのものは高くて、後で新宿ヨドバシに寄ることに決めて、井の頭線で下北へ。滞在時間2時間でもう帰っちゃうの?と常連客&スタッフに言われながら帰宅。
ダークバッグを購入し、いざ使おうとしたら、Nikonのは特に必要はなかったみたいで、完全にHOLGA用のフィルム交換になる模様。あとは自宅で現像したいとき。試しにくるくる巻いていたらちゃんと巻き戻っていたみたい。さすが日本製。