読書

中。彼の本は久しぶりに読んだような気がする。エッセイちっくな文章のイメージが最近多かったので、難めの文章を見るのがなんだか久しぶりな気も。

とりかへばや、男と女 (新潮文庫)

とりかへばや、男と女 (新潮文庫)

強烈な自我の後にくる恋愛。騎士道の恋愛というものはプラトニックなもの。確かに恋愛感情だけに重きを置いて結婚生活を営めば、別れを繰り返すのも納得。もっとも子供が生まれた後での日本での評価というものが、恋愛だけに重きを置いた生活を営んでいてはダメだというある種現実主義的な部分は、若い世代でもよく分かっていること。
アニマ、アニムス、結合、分離、母性、父性・・・
とりかえばやといえば、元々は漫画から入ったので懐かしいというか、なんというか。
基本的には原作を生かしているけれど、細かい設定はかなり変えている辺り、今の私たちでもより受け入れやすいストーリーにしているな。あと今の私たちって結構潔癖・純愛主義なのかもしれない。自分自身含めて。
ざ・ちぇんじ! (第1巻) (白泉社文庫)

ざ・ちぇんじ! (第1巻) (白泉社文庫)