アート

を好む友人らを誘って美術館に行って来た。前から私が見たかった写真展、古屋誠一の写真と世界報道写真展
自殺した妻クリスティーネの遺影から始まり、終わりはおそらく結婚前後の頃、まだ少女の面影のある彼女の写真で終わる。5年程度しか経っていないのに晩年の彼女はどこかひどく疲れた顔をしていた。
私がざっとしか見なかったコンタクトシートを友人は注意深く見ていたらしく、そこに写されたものに衝撃を受けていた。
世界報道写真展は戦場カメラマンの写真が上がってくることも多い。絶えることの無い暴力の嵐が吹き荒れる世界情勢を見ると、なんとも言いようの無い気持ちが出てくる。ただ祈るだけでは平和は訪れない。暴力に訴えることの無い解決方法を模索できなければと思う。しかし実際は昔ながらのやり方で、衝突の度に次々に人が殺される現実がある。
貧乏は罪だと松下幸之助は言った。だから世界的に中流階級が増えているというその事実は、喜ばしいことのように私には思えた(ただし人口問題については真剣に考えねば、またこれを機会に新たな戦争が勃発しないとも限らない)。
写真展の後は友人らとそのまま飲み会。途中私は別の友人のライブで1時間程度抜けたけれど再び合流。女4人の話はなかなか興味深く楽しい夜だった。