日暮里

のギャラリーにて。
スカイザバスハウス。銭湯の名残を随所に残す建物。このギャラリーは後藤繁雄の著書にて知ったのだけれど、彼自身がよく書いていたウィリアム・エグルストンの展示会だとか、なんだか妙に濃さを感じる。本を読んだからだろうけれど。
何気ない日常を綺麗な構図で切り取る(その写真は時には血なまぐささを感じさせるものかもしれないけれど)。その手法は今、日常を切り取ってみたいと思う私には参考にする部分も多いように思う。
谷中〜根津方面はレトロな雰囲気とともにカフェや喫茶店も意外にある。うだるような暑さ(けれど風を感じられる分、家でじっとしているより気持ちいい)でつい冷たいものが進む。昔ながらの喫茶店でのコーヒーフロートは懐かしいアイスクリームの味だった。
場所を六本木に移動する。時間が少ないから行かなかったけれど、今度こそはマン・レイを見に行こう。
アンセル・アダムス展は数が少なかったけれど、ため息が出そうなくらい綺麗だった。空の焼き込みの繊細さ、大自然を損なわないダイナミックさ。
でも風景写真とは違うものを撮りたいな、私は。企画でやっていた写真展を見てそう思った。