知り合い

が演劇をやっているから見に行かない?と友人に誘われた。思えば学校でそういうのを見たのを除外すると舞台とか演劇とかってロクに見たことが無い。
初めて入った小劇場は普段よく見るようなライブハウスよりもずっと小さかった。だから感じる距離感も全く違って自分も舞台に立っているような気分になりそう。
高校のときやテレビで少しだけ見たミュージカルなどの舞台は演技が少し仰々しいような感じがして、あまり興味がなかったのだけれど(萩尾望都の『半神』をテレビで少しだけ見た覚えがある。原作が好きなだけに舞台を映像で見てみたら逆にあまり興味を持てなかった)、今回はそういうところの仰々しさはさして鼻につかなかった。
ストーリーに笑いのエッセンスを入れる意図はよくわからなかったけれど、話の佳境の部分、演技の迫真さ、人間の感情のやりとりの部分、そういうとこはやはりじっと見てしまう。争うのが面倒くさいせいかな。自分にはないものを感じた。避けてた部分。
やっぱり表現者は喜怒哀楽大事だよな。あれだけの身のこなしをするために、一体どれほど体に叩き込んだんだろうか。
ご飯がてらの飲み。盛り上がる話を酒の肴に、いい感じでたしなむように飲み、時間も忘れていたら、後でびっくりするほどのお会計が待っていたのであった。