養老

先生の本が好き。
意識とかの話については、先日読んだ林道義氏のことを思い出す。

ユングでわかる日本神話 (文春新書)

ユングでわかる日本神話 (文春新書)

発達段階として意識を考えると。早い段階から西洋は意識を自覚していたと言えるからと言われたら、そんなの西洋を優位に見せたいだけじゃないかずるいと思う部分があったりする(ただし林氏自身がそれを認めているわけではなく、あくまでこの本の中ではユング派の考え方に沿っていて、プラスαという感じ)。
養老先生の考え方が肌になじむような感覚は何だろうな。
斎藤孝氏の著書も良かったし、彼らの本を読むと自分がどれだけ体をないがしろにしていたか、意識に縛られていたのかを思う。
人生はいつだって一寸先は闇というのに、それを私たちはいつからか都合良く忘れてしまって、特にここ数年はそれを忘れて奢ったような意見を目につくことが多くなった気がする(のはネットなんかの台頭があるからかもしれないけれども)。
そんなにスムーズに事が運んでいたら、誰も苦労はしないだろうな。
いつだって何もかもが変化する。
養老孟司の“逆さメガネ” (PHP新書)

養老孟司の“逆さメガネ” (PHP新書)