友人

と六本木で美術館巡り。
私の方のお目当てはマン・レイ展。友人のほうは『これも自分と認めざるをえない』
写真家だとばかり思っていたマン・レイが実は絵画志向だったのはまったく知らず、今回の展示内容は思っていた内容とは違う形となり、むしろ彼の一生に迫るものとなった。もしもこれが東京都写真美術館で開催だったら、当たり前に写真ばかりだったのだろうな。そう思うと各々の美術館の個性がある。
芸術家とはかくも愛に生きるものなのだな。様々な芸術家の一生を思うと、本当に恋多くそれはまた直接的に創作に結びていたりするから。
観客参加型の世にも珍しい美術展となった『これも自分と認めざるをえない』。与えられたメッセージ性ははっきりとせまってきて、いろいろ感させられた展覧会で非常におもしろかった。教えてくれた友人に感謝。
夜は中目黒で静かに飲む。神様の巡り合わせとはよくしたもので、似たような課題を抱える人間を近くに配置するんだな、と思った。