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から音楽を聴くことがメインになってそろそろ1年が経とうとしている。
便利な側面を感じつつ、しかしジャケットなどを見る事の無い足りなさもある。
記憶を引っ張り出す上で、視覚で覚えたものというものの有用性。様々な材料、欠片をもとにして思い出す。それが大きく欠けていること。
そして一緒くたに聴いてしまう事で、たとえばこれはいつにリリースされたものである、とかそういう新旧も何かもどうでもよくなってくるのだろうな、とか。先日かったのに、音に対してもう買ったばかりだとかそういうことを気にしない自分がいる。
単なるデータの名前の羅列にしか見られないこともある。もしジャケットがあったら、気になってしようがなかった音楽だったかもしれないのに。
LPからCDへの変遷は純粋にパッケージの変化と、音の違いだったかもしれないけれど、配信になることは、買い方そのものの革命で、選び方を根底から覆そうとしているのだな、と思う。ジャケ買いという文化がなくなるかもしれないのだから。