電車
に揺られながら本を読んでいた。
おっとりとしたその文章のトーンにほっとする。
- 作者: 伊藤洋志
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2012/07/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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生きて行く為に必要なこととは分かっていて、稼ぎたい気持ちもあるけれど、地に足をつける為には日々営まれる生活を大事にする必要がある。社会も自分自身もどこかいびつに感じる。
都市部育ちの私はいつしか自分で作るという感覚を失って、他人ばかりを頼りにしていた。よく飼い馴らされてしまった。
元々頭でっかち。だから体を動かして何かを作っていくことが必要。やってみたら案外簡単だった、と。
この本にも書いてある通り専業でやるほうがリスクが高いとういう感覚はおぼろげながらあった。
営業収入を上げる為。利益を得る為の数字は、顧客を獲得しなければ上がらない。しかし潜在的な顧客はそんなにたくさんいるものかしら?一通り需要が満たされたら潜在の顧客数は落ちてしまうのではないかしら?他社と市場のパイの取り合いをしていてもしようがないのではないのかしら?
大陸型の開拓方法はどこか無理があると思っていた。
自分でものを考えるよりも他者からの情報に影響を受ける、そんな具合になってしまった私のような人間には、考え方のリハビリが必要。
消費するよりも生産していく考え方を。