友人

が知り合いから譲ってもらったというライブのチケット。
歌い手はラルクのTETSUYA。
ソロを始めた頃のシングル曲を買って知っているくらいだけれど、せっかくの機会だからありがたく誘いに乗る事にした。
会場に着いた時にはもうすでにライブは始まっていた。ラルクの時からそうだったけれど、ポップな明るい曲が多い。ギターの間奏部分、やたらとうねるベースは彼の作曲の曲特有のものだと思った。
でも聴いていて私は彼のやや暗めだったり激しかったりする曲のほうが好きだと感じた。
大きなハコで観るのはかなり久し振りで、観客の熱狂ぶりも久し振り。最近観るライブは小さなハコばかりで、観客もシャイな空気ですっかりそれに慣れていたから。
こういう大きなハコでのライブは、ミュージシャンの人気ゆえにそう簡単にチケットは取れるものじゃないと早々にあきらめる癖がついていることに気付いた。金額もさることながら労力をかけることをしなくなっていた。けれどアリーナやドームや武道館には沢山人が入れるようになっていて、それを経験する人たちがいる。そして彼らはそのことにとても情熱を注いでいる。
執着し過ぎても良くないし、内輪だけの話しか出来なくてもとは思うことだけれど。
やたらと落ち着いて見せる癖だけじゃなくて。あきらめじゃなくて情熱をと思う。