知り合い

らが主催でやっているイベントの場所は海とともに生きている町で。
カメラ片手に足を運んでみれば当人は来ると思っておらずにびっくりしていた。行こうかということは遠回しにでも伝えていたはずだったんだけどな。
イベントの中での私の目的を果たした後は、海岸のほうを散歩して写真を撮ったりしていた。
地形的に遊泳は出来ず、それが逆に海は綺麗でいる。えぐられることを阻止するためのテトラポッドがあちらこちらにある。魚を釣る人ら。犬を連れた人。仲間で集ってバーベキューをしている姿。海に1人でむかっている人。人もさほど多くは無いのんびりした場所ならば心底自然に対して瞑想状態になれるだろうな。海の隣に住んでいた友人が地域の友人らと時折出かけていたと言っていたけれど、それはこういう気分だったのかしらと思い出す。
知り合いの店に足を伸ばせばお客さんがちょうど少ない時で、イベントのことやら何やら軽く話をする。自分の中だけでせき止めていることをちゃんと人の為に渡して行けたらいいねというような。
イベントの終わり時間頃また会場に戻り、せっかく帰りの方向が同じなので途中ご飯を食べつつの家路。