元々

家のインテリアや間取り図を見るのが大好きで、その延長で新しい住まいの形として出て来るコンパクトでリーズナブルな家を観ていた。
たとえ可処分所得が小さかったとしても楽しむことはしっかり楽しむ。その為に不必要に大きな固定費はいらない。そんな住まい方はナチュラル系の雑誌を読めばあちらこちらにムーブメントが垣間見える。
日本ではまだそれは一般的でないけれど、海外ではテレビ番組でも放映される模様。ZENスタイルだなんて仏教的な名前をつけて。
床面積14,5平米にロフト付き。ずっと流行のモノの無い削ぎ落とされ』たスタイルもすっきりしていていいけれど、それでもそこに家主の好きなものがちゃんと生きているのがいい。自分がどんな趣味を持っているのか、何をして過ごすのが好きなのか、どんな色が好きなのか。
やっぱり大切なのは美学、何に美しさを感じるか。
そんなことを思っていたら、よくよく考えると欧米でコンパクトハウスとして紹介される家々って日本では都心部の1人暮らしのアパートサイズ。灯台下暗し。もっとも壁への釘打ちや色替え、改築は出来ないけれど。
結局今の自分の部屋をどう彩り、どうやって過ごすかという話なだけ。
そうだなぁ今の部屋の間取りや陽が入ること、程よくて好きかな。広さも程よくなった分前の部屋よりもリラックス出来る。
地に足をつけて、自分の現在を理想に近づけるだけ。美しいものを美しいと思う感性を磨き、それを身の周りに置くだけ。