家で

時間をよく確認もせずパソコンをいじっていた。そしたらライブの開場時間の15分前。あわてて出かける準備をして会場へ向かう。会場の周りには誰もいなくて、あわてて入り口のドアを開けたら開場時間はまだだと言われた。あ・・・私1人か・・・。
張ってあるポスターを見ながら待っていた。「開場時間です」と言われて入ったら、物販のところに何人かおそらく今日出るメンバーがいた。そのときは誰かわからなかったけれど(実はGDHMの顔も覚えていなかったww)、後から考えると前座のバンド。早々にドリンクを引き換えて、座って待つ。しばらく待っていたら、カップルがやってきて、明らかにGDHM目当ての男の子が来て。そんな中でライブが始まった。
東京から来たというバンドは女性ヴォーカル。ちょっとジャジーな雰囲気もあるバンドで、知り合いの女性ストリートミュージシャンがバンドを組んだらこんな感じになるのかなぁ、なんて思った。MCでは暑いねーと言われた。ライブの後、「感想を書いてください」とペンを渡しに来てくれた彼女は親しそうに話しかけてくれた。
ライブ中にまた人数が増えていて、明らかに高校生くらいの女の子2人と中年くらいの女性の3人。どう見てもGDHM目当てだとは思えないしなぁ、と思っていたら、地元のバンド目当てだった。その地元のバンドはちょっとミクスチャーも入っていてラップやハードコアな音も。けれど基本的にギターロックで、音も厚いしギターの音は好きだと思った。ビジュアルもいいし、これは人気出そうだなー。
気付けば観客は8人。地元バンド目当ての3人はどこにいったのかわからなかった。帰ったんだろう。
GDHMが出たとき、静の空気を感じた。リズム隊の多いバンド編成なのに、不思議と。それは門田さんの放つ声のせいだと思うけれど。厳かに始まった音になんだか泣きそうな思いになった。聞きなれた声。バーガーのCDと同じ。門田さんと韮沢さんは帽子をかぶっていて、それがまたゴブリンという言葉のイメージに合うなぁなどと思いながら。門田さんと藤君は雰囲気が似てる。
音を知っているかどうかなんて関係ない。ライブを重ねてきている貫禄があってその空気にひきこまれる。1番前で見ていれば、メンバーの表情がよく見える。韮沢さんのくるくる変わる豊かな表情や、タケルさんと合わせる空気とか、実は今日は何曲やるかとかw
静かに始まったライブは後半になるにつれてノリのよいロックンロールな音になり、最後は2人のドラムのセッションでおしまい。アンコールはなし。ライブの感想を書いて物販のところへ行くと韮沢さんがいた。CDを買ってサインをお願いした。そうしていたら次第にメンバーが続々とやってきた。「今日は来てくれてありがとう」そういって門田さんは握手をしてくれた。メンバー全員にサインをお願いして、ちょこっと喋って。
会場のスタッフの人に吐き出され、外に出た。それから1人で見に来ていた女性2人に話しかけてみて3人でいろいろ話す。結局3人ともロキノン系wwうち1人は東京のほうにも時々遠征に行くらしくて、GDHMのライブも九州のは3公演とも行っているらしい。「遠征するのは大変じゃないですか?」と聞くと、「そのために仕事をしているんです!!」というすばらしい答え。
ちょこちょこ今日のメンバーが荷物を搬出しに出て、タケルさんが1人外に出てきた。4人で土地のことについて話したりして。地方の子はスレてない、東京の人は普通の人が1番怖いってタケルさんは言ってた。東京のほうではこうしてファンとも喋ることはないって。なんだか寂しい。「もし就職で東京に行ったら休日はハイラインに入り浸ります」なんていったら笑っていた。
頭に何かを乗っけていた門田さんがウケた。
結局3人で車の見送りまでした。車内はなんだか楽しそうだなぁ。そういえば昼間にたまたまライブ会場のところを通ったらこの車を見た。そのときメンバーは熟睡していたらしいけどw
「バーガーの頃の話をすると、ちょっとタケルさんは苦笑いしていたね」って一緒に話していた人は言ってた。ロッキンの記事を読んだから、うすうすそんな気はしていたけど(そんな割には、私は結構バーガーという言葉を口にしていた)