あのとき

言わなければよかったかなって今更ながらに思った。本当今更なのだけれど。
ライブは素晴らしかった。バーガー時代を超えるもの、バーガーではできなかったことがある。今はやりたいことに向かっているときなんだって。インタビュー記事は読んでいた。でも、さすがにバーガーのラストライブのときの様子をファンのコミュで知ったときは、ちょっとショックだったし悲しかった。
自分のやりたいことを偽るということは、私が作り手の立場であってもやはり耐えられない。それを曲解されていること。本当、苦笑いで済ませるしかない。お互いの突き詰めて行きたいものの方向性が異なってしまったから。どうしようもない理由ではあるけれど。最近、脱退するメンバーのニュースが多くて。それがどういう事情なのか、私が本当のことを知る由もないし、よいことなのか否かそんな判断がつくはずもなく。
方向性の違い。その違いは些細なのか、修正のしようがないほどのものなのか。複数で同じことをやるというにはお互いの考え、その先に見据えたものを理解し合わないといけない。だからきっと、こうして偶然にも一緒に演奏をしているということは素晴らしい奇跡なのかもしれない。
今はGDHMよりもまだおそらくバーガーのほうが知名度があるだろう。すぐに逆転してしまうかもしれないけれど。過去のそのバンドの名前を口に出されることは彼らにとって痛みのようなものなのかなぁ?あのときの作品を愛せているのかなぁ?