やっと

バイトが休み。ずーっとパソコンばかり触っていて不健康な生活だわ。
久しぶりにチャットもやって、先輩と珍しく音声チャットもしたりして、結構有意義な話ができたと思う。お互い、お気に入りにしているブログのことを紹介したり話したり、その他マジメな話とかも。惹かれる人って自分の哲学みたいなものがあるとか。
ずっと前に言われて、私の中でちょっとしこりが残っていた話をした。日本はダメじゃないって。国民性も重要って。そしたら今回は肯定的に受け止めてもらえた。まぁ、前回がどういう話をしていたのかっていうのを先輩は忘れていたけれどww
天皇っていう存在っていうのはまさに日本を象徴する存在で、天皇家のように脈々と続く血族は世界的にもかなり稀有なこと。「天皇=日本の伝統」であり、天皇の存在は世界に誇れることらしい。そういえば皇室はいろんな世界各国の王室との親交が深いな。
天皇の存在を権力と捉える人もいるけれど、その実日本には西洋的な意味合いでの権力者っていうのは、実は存在しない。日本は力をバラバラにする動きが顕著で、たとえば西洋はすべての力(財力・知力・権力)が貴族にあったのに対し、江戸時代の日本は、財力は外様大名にあるし、権力は親藩譜代大名、知力は貴族といった具合。徳川家康っていう人はかなりのキレ者らしいね。
それで何が言いたいかというと、実は天皇自身が権力を持つということは歴史的に見てもかなり短い期間のことで、しかも天皇自身が権力を持つと国が乱れるという。平安時代などは天皇というのは権力的な意味合いから言えば、大義名分であって実際の政治権力は藤原氏平氏が持った。けれどやっぱり最高の地位は天皇である。この最高の地位は結局天皇という心の拠り所があったから、内乱が起こったりはしたけれどなんだかんだで権力の収集がついたという。これがなかったら中国みたいに、本当に国としてバラバラな政権になってしまったかもね。河合隼雄氏が中空構造といったものについて言っていたけれど、天皇という存在がまさに日本の平和の支えであったと思われる(あー、上手く言葉がまとまらない)。勝者が絶対とかでなく、全体的なバランス感覚が絶妙なのね。
女系天皇についていろいろマスコミが言っていて、私はそれのどこが問題であるだとかまったくわからなかったけれど、皇室のY染色体(男性のみが持つ染色体)が受け継がれることが重要、しかもそれが世界的に王室などの伝統というのを知って納得した。以前、皇室のどなたかが「やはり男系で・・・」と言ったのを批判されていたような気もするけれど、実はものすごく的を射た発言だったのね。