思ったこと

久しぶりに集団の中にいたら、その中での会話の内容だとか、そういうのに上手いこと馴染めなくて、やたらとその表面を上滑りするような会話に、すこし気持ち悪くなった。各々性格や趣味の違う集団でいるのだから、そのみんながわかりやすい会話をすることが大事で、そういうことを考えたらどうしてもそうせざるを得ないのはわかっているのだけれど。そのみんなの高揚ぶりについていけないとき、斜め目線に見ている自分を非常に感じる。
適当すぎるのも考えものだって思った。会話の内容。笑いなんだってわかってなくてついマジメにとってしまいがちな自分。現地のタクシーの運転手さんとの会話。私は普通に世間話をしているつもりだったけれど、友達に突っ込みすぎだよ、と言われた。その場で楽しく会話することが第一だというのはわかっているけれど、勢いに任せて適当にあしらうようなことがどうも好きじゃない。
みんなは私以上に保守的で、私は集団でいるときは保守的であっても、単独になれば保守的ではなく。もう少し新しい世界を見てみたら?とみんなの会話で思うことがしばしば。
心のズレを感じて、外を見たりすることもあった。音楽と景色にだけ反応するような。
久しぶりにスーパー銭湯に行って、後輩と2人きりで話した。後輩の彼氏との話だとか今回の旅行の話だとか親の話だとか。後輩の内面の話を聞いているとき、私は内心、自分がどうしようもなく発狂しそうな感覚に襲われている気がした。感情の抑え方、他人との折り合いを知らないような子供だと。年を重ねてちょっとは変わってきたかと思ったけれど、これじゃ上手いこと折り合いをつけられなかった、駄々っ子の高校時代と大して変わらないじゃないかと思った。きっと高校時代の友達に会っても、「相変わらずだね」と言われそうな、どうしようもなく感情の制御を知らない。