年賀状

書いた。投函もした。意外とサラサラと書けてしまった。去年よりも書いた枚数も増えて、書きながらも嬉しい限り。
去年、小学生の頃の友達に出そうと思った。だけれどフランスに行ってしまった彼女の元に本当に届くかどうかいろいろ考えすぎて、書ききれず、書き損じのままいつまでも放置した。
すごく芸術的な人だった。彼女の書く絵が好きだった。作るものが好きだった。作るものすべて彼女のオーラにあふれていた。感性が鋭すぎたのだろう。成績はよかったけれど、一般的と呼ばれる道とは明らかに異なる道を歩んでいった。向こうに行ってからしばらくメールをしていたけれど、そのうちメールをしなくなった。今はどうしているのだろう。
高校の頃の部活の友達を思い出した。今の私が友達と向き合ったらどんな感じになるのだろう。あの頃と似たような空気を出してしまうのだろうか。
自由な友達がいた。その羽根をむしりたくなるほどに。でも実は似たところが多くて、多すぎるあまりに私はその逆の役割を果たさざるを得なかったから、そう思ったのだろうか、なんて。実は彼女たちの位置に私がいたかったのだと。集団でいたらそういうわけにもいかない。各々違う役割を持っていないと。
明るいところと、思い悩むところと二面性があって、その明るさに救われるときもあれば、ときには考えていなさすぎだとか、覚悟しろとじれったく思うときもあり。
しばらく会ってない。みんな、みんな。高校の友達も中学校の友達も小学校の友達も。