思った

よりもアルコールが残っていて、朝起きたときに相当頭痛がして、すぐにまたベッドに潜り込んだ。朝からずっと電話が鳴り続けていたけれども、どれも無視していた。寝る前に水をがぶ飲みしておけばよかった。
具合がよろしくないので、ベッドで寝ながらテレビを見ていた(正確には聞いていた)。いつも見るたかじんの番組の後もそのままテレビをつけっぱなしにしていたら、アンチエイジングだとかのことについての番組をやっていた。ホスピス、不老長寿の村、最先端の医学のアンチエイジング・・・etc
最先端の医学のアンチエイジングが少し気持ち悪かった。すでに冷凍保存されている人間がいる。まるで昔見た漫画のような現実の話。そんなにしてまで生に、永遠の命に執着するのは何なのだろう。そんなにも永遠というものはいいものなのだろうか。仏教的価値観が支配している私の頭の中では理解不能。永遠の命なんて欲しくない。不自然に抗ってみせて。生き返ったとして、その人間は本当に本人なのだろうか。
それよりも、長寿の村としてウイグルの100歳を超えた老人の生活が羨ましい。よく生きること。よく食べること。家族や仲間に囲まれ、お互いを尊敬し、生きていくこと。食事をするということは仲良くなる手段。そちらのほうがよっぽど人間らしい。やがて死を迎えたときには、盛大に弔ってもらえるだろう。そういえば、どこの部族か忘れたけれど、死を迎えたことを祝う風習があるところがあるらしい。それは死というものが生活の中に肯定的に受け入れられているのだろうな。あの人が別の世界に旅をしにいくことになったから、という。日本もどちらかといえば、その考え方に近いなぁ。
なんか歪んでいるな。若さがすべて、か。若いときにしかできないことは確かにたくさんあるけれども、それだけじゃ希望がないな。