叔母さん

と待ち合わせ。1年ぶりに会ったら、やっぱり私の顔が少し変わったと言っていた。若いうちはすぐに顔が変わるものなのね。デパートでウィンドウショッピング。もう桃の節句の季節なのね。すっかりお雛様の存在を忘れてたわ。昔ながらの7段もあるような正式なお雛様は少し堅苦しい感じもするけれども、イマドキらしい、様々なお雛様とお内裏様の人形達はとても可愛らしい。特にちりめん細工が。ちょっと関係ないけれど、一緒においてあったクリスタルの箸置きがとても素敵で、結構欲しかった。1人暮らしだと使う機会がないけれども。
パスタを食し、喫茶店でケーキセットを片手にいろいろ話す。いろいろ話を聞いていたら、何やら食べ物の好みやら何やら、叔母さんとうちの父親は似ていて「似たもの兄弟だ」なんて言ったり。やっぱり家族はどこか似ているものなのね。父が男の人にしては珍しく肉が嫌いなのは知っていたけれど、叔母や祖母まで嫌いだったとは知らなかった。
こういう話をするのはとても興味深いし、面白い。自分が将来どんな人生を歩んでいくのか、そういうものが見えそうだ。それに私はもろに父方のほうに似ているので、母よりは叔母に肌質も似ているかもしれない。
うちの母親は堅実な人生を歩んでいるほうだけれど、叔母はどこか吹っ切れていて、それがまた1日1日を生きるという生物本来の欲求を満たしている生き方のようでもある。そこにあるのは素直な感情だけ。