エレベーター

に乗ったときに後ろの鏡で見た自分の顔の蒼白さ。そりゃ、ライブで立ちっ放しの間、辛くもなるわな。
こういうことでもなければ一生降りることもなかったろう鶯谷駅。会場となったキネマ倶楽部はレトロな雰囲気を漂わせながらも、立派なライブ会場で広さも結構あり、スタッフはスーツを着ていて上品なオトナの社交場という雰囲気。待ち時間に流れるクラシックもGood Dog Happy Menの世界観には違和感が無かった。
静かに登場し、静かな始まり。静寂の中のうっすらと差し込む光と、振るわせる声。ほんとよく似合う。あぁ、門田さんの髪がなんだか短いな、なんてこと考えてた。
今日は前の時ほど、その世界観に集中できなくて。周囲のことを気にしすぎてしまうのかな。だけど彼らは私のそんな勝手な思いとは関係なく、やっぱり素敵な独演会を演奏してくれた。細部まで作りこんだ世界観は彼らの目指す新たな思い。会場のあちこちにはタケルさんの描いた絵が飾られていた。
ドラムの激しい音もあってリズムにノった。タケルさんはとても楽しそうにドラムを叩いていた。新曲もやった。新曲は割とGDHMの中ではロック色が強いような感じがした。
門田さんのキザ過ぎるくらいのまっすぐな言葉に照れてしまうけれど、だからこそ、あんな詩を書けるのだろうな。
1stアルバムは、それまでのミニアルバムなんかに比べると、じゃっかん音が曇ったような感じがするから、生で聴けてよかった。