意外に

文字が少ないのか、文庫本はいい調子で読んでいる。『ジキル博士とハイド氏』は最初はどこが二重人格なのだろう?と思ったが、最後でわかった気がする。ただ象徴がわかりやすすぎただけで。

ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)

ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)

芥川龍之介の『桃太郎』はなかなか良かった。国語の教科書などで慣れているのか、意外と文の調子に読みづらさはなく。
太宰治の『人間失格』の心情が細やかで、思春期の繊細でささくれ立った頃を思い出させる。