普遍

的なこと、誰でも関係なく心に響くような歌を歌いたいと昔友達が言った。
私はひねくれものだから、マイナーな部分を突っ込んでいきたいと言った。
東京に来たらそのマイナーも、たくさんの人が似たようなものばかり好きで、自分自身もまだまだ好きだけれど、また別のことを考えるようになった。
人知を超えたところ。
人間はいつまでたっても成長しないこと。
そんなところか。
私がどれほど背伸びして見せたって、これが私ですって言い張ってみせたって、私の通っている道は、きっと誰かが通った道。
もはや1つしかないような答えをどれだけ幾通りにも表現してみせようか。
アーティストであるとしたら、どういうことを日々思う?そういうことを考えたら、頭の奥の意識が遠くなるような感覚がした。表現者としての宿命。