メトロ

でしか行けない様なところを歩いてみる東京旅。
行ったことがないからと言われ、はいはいと付き合ったミッドタウンは案の定、目的がなくブラブラすることをそう得意とはしない男性陣には、そう見るものではなく、むしろフードコートで長時間居座って話すような感じ。
学生の頃とは違う、さらに強い自我を持った私たち。会話の内容も次第に若い頃とは異なっていく。年を重ねたなぁ。
大学の先輩2人は理系男子で、好きなものがたとえ一緒だとしても、どう話しても目線が重なり合うことはない(だからと言ってそれが居心地が悪いだとかそういうわけではない)。ツボがどうしても異なるのだ。だからこそ、共感をしてもらいたい女性にはなんだかんだで女友達というのが必要なのだろうし、一生わからないだろうな、とも思うから男女関係というものが生まれるんだろうな。男は結論を求めたがる、女は展開を広げたがる。
折りしも話題は周囲の結婚話。
歩き歩いて議員の街へ。土曜日で人も車も少ない周囲は、警備の警官も暇を持て余している。わざと表情をこわばらせても、きっとその頭の中では、まったく別のことを考えているんだろう。
人のいない東京はまた不思議な空間。
初めて乗った南北線のハイテクぶりにビックリしたのだった。*1

*1:電車とホームの間が全体的に透明の壁で覆われており、線路に人が落ちないようになっている。他の路線ではせいぜい胸の位置くらいまで。日比谷線や千代田線には壁はない。