「いつも

口からでまかせばかり喋ってる」
会話の中でふと思い立ったことつらつらと。
過去の記憶、文献から引っ張り出して。
それはそのときの本音。
でもきっと薄っぺらいハリボテなんじゃないか。
じょじょに皮をむかれてあら、中身がないのが丸見え。
自分の中を風のように水のように流れていく情報。
あれらはいったいなんだったっけ?
いつも形を持たないものたち。