ありふれている

ような普通の人生でも、記録されてあと30年でも50年でも経てばそれも1つの歴史となりそう。
かつてどのように人が生きたのか、そういうことの情報の断絶は意外に起こりやすいような。
そう思ったのも民俗学の本を読んだ影響が多大。
去年なくなった曾祖母の人生の長さを考えたときに歴史の壮大さをも感じたし、1つの歴史が幕を閉じたような気がした。20年前に亡くなった曾祖父の人生もまたそのようだったろうな。
母から少しだけ聴かされた話は、昭和も終わりの時代に生まれた私からは想像もつかない世界だった。
気づけば明治・大正生まれの人がほとんどいない時代になったんだな。