とある

記事をきっかけに、ふと思い出したこと、昔に大学で勉強したこと。
少なからず、負の感情だとかいろんなものをみんなは持っている。
今は自信を持って言えるよくも悪くも自分だと思うこの気持ちも、昔は常に揺らいでいた。その基準値がわからずにもがいていたことを思い出す。人からみたらどうかはわからないけれど、アンビバレントに揺れていた。だからこそ、本で読んだりしたことをいろいろ思っては自分のことを振り返っていた。
認めるのは怖かったけれど、内心そういう症状をくだされてもおかしくないんじゃないか、と自分で疑ったこともあった。今となってはわからない。ただ当時の周囲の評価を聞いてみるしかない。
疾風怒濤だとか言ったっけ、ゲーテの言葉。倫理か何かで見たけれど、思春期のことだったかしら。
若いことはいいことばかりじゃない。苦しいことが多かったりする。けれどみんなそういうことを忘れてしまうようだ。
苦い歌を青いと思う、その年齢にさしかかってきたようだ。数年前はそういう感情になることを恐れていたのにな。尖った感情を持ち続けたいと思ったのにな。
また1つ2つ年を重ねたとき、その尖った感情のまっただ中にいた人らがどうしているのか、ふと遠巻きに覗いてみたくもある。
自分でもよく変わったもんだと思う。