友人

と話していると、歴史を嫌いだとか苦手だとか言う人が多いことに気づかされる。
最近レキジョだとかいう言葉があるらしく、時々人からそんなことを言われて若干怪訝に思うこともある。
私は小さい頃から歴史関係の本を読んだりしていて土壌があったのと(遠い親戚の家に置いてあった漫画日本史とか、家においてあった百科事典の人名事典とか。写真で分かりやすかったから水俣病患者の写真とかも見てた。)、自分が覚えるということが得意なほうだったから、ということが幸いしているのはある。
けれど歴史はそもそも因果関係で、思想・文化関係をやろうと思ったら必ず歴史は出てくる。どういう時代にどういう文化が花開いたのか。それはモノは問わない。音楽、スポーツ、衣服・・・etcどんなモノにもつきまとう。思想もまたしかり。そして歴史を知るからこそ今の自分の立ち位置が一時的な価値観でしかないことを知れるのだし、繰り返すという意味もおのずとわかってくる。大きな流れを知るからこそ、本当に普遍的なものがどういうものなのか、ということにも考えが及ぶのだと思う。
歴史とは因果関係の積み重ね。それを理解させずにただ丸暗記をさせるのだったら歴史嫌いを生み出すだけでしかない。それではあまりにももったいなさすぎる。
せめて自分が好きなジャンルの歴史からでも始めてみればいいのにと思う。