大人

になって変わったなと思う事の1つに、子供のことが可愛くなったことがある。相変わらず子供の甲高い声はちょっと苦手だけれども、子供の仕草とかそういうものに真摯に向き合いたいなと思えるようになったし、大人の世界の価値観を子供に植え付けてもいいのかしら、とも思う事がある。
好き嫌いの激しかった自分の子供時代。苦手なものを克服する事は良いことだと思うけれど、案外子供のころの良くも悪くもピュアな部分っていうのは、自分が生きて行く中で忘れてはいけない部分じゃないかと思う。
それは私たちに自分らがどういう道が向いているのか、とか自分の思考・好みの癖を実にわかりやすく伝えてくれているとも思えるから。
小さい子は実に自分の価値観に素直で、それは兄弟姉妹でも全く異なる。似たような環境に生まれているのに、こうも違うものかと思うくらいに。
子供を見ると、変な大人の世界の価値観に染まりきらずに、どうか自分らのやりたいことをシンプルに追究できるように育って欲しいと願わずにはいられない。