天気

が悪く、そのせいか少し冷えて、いつもはノースリーブばかりだけれど、はおりものを持ってきて正解だった。
風とともに雨が降ってきて、それでもカメラを首からぶらさげてみて、大丈夫かしら、なんて思いながらもずんずん歩く。
災害の傷跡はところどころ見えるけれど、街の雰囲気は平穏を取り戻したかのようにも感じられる。静か。
海辺に行けば倒壊した家。
その隣は普通で、なんだか異次元みたい。
港の周りは静かすぎるくらい。車は走ってはいるものの、建物からの活気は無い。
つつがなく暮らしているようだけれど、信じられないような現実に、心になんらかの影響は残している。放射能たっぷり、なんて笑ってジョークのように言っているけど、どう作用するのかそれは今の私たちにはわからない。ブラックジョーク。東京に住んでいる私にもそれは降り掛かっている現実だけれど、地元の人らはもっともっと死活問題。
縁有って話がはずんだ地元の人。お互い生きていたいなぁ。また会いにいきたいもの。美味しいピザとお酒に舌鼓打ちながらさぁ。