その

ことを抜きにして。
私は良き友人であればと思ったけれど、その人にとってはそうではなかったみたい。なんだか哀しいなぁと思った。
枠のあり方にその人は惹かれたみたいだけれど、中身のほうを重視する私にはその愛がよく分からなくて、中身にも枠にもよく惹かれないから、私はそれに携わる事は出来ないと思った。
その感情はメリットデメリットの問題でなく、自分の思いにフィットするかとか、腑に落ちるかという感情なんだ。
果てしない論理のゲーム。のっかりながらも私はその実それが虚しいとどこかで感じていて。
そもそも行きつく答えの先、私はその未来を仕組まれた巧妙な嘘だと思った。その時点で先はもう観えていたはずなのにね。