電車

に乗ってたまたまぼーっと流れている映像を見ていた。
面白いチャンネルがないなら・・・こういう番組があるよ、というスカパーとかそういう感じのものだったと思う。
それを見た時に感じたのは、圧倒的な娯楽の流入だな、と。
ただ面白いものがないかなーと、食べさせられることばかりに慣れてしまっている姿。ブロイラーのように。
自ら想像し創造して構築して楽しみとする、というものはないのだなぁ、と。
考えることを放棄してしまったんだ。
見えない物事への興味は幼い頃からあり、妙に哲学的なことを真剣に考えていたことがある。そういう考え癖はあるにせよ、それを理解しようとするかしないか、は個々の感性や努力であって、単純に頭が良いから悪いからという話の類いではないと思っている。
唯物的なものにしか興味が無い人への、見えないものの説明はとても難しい。
例えば。宗教関係を軽く読み漁り因果論と運命論があることを知った。日本人は基本的に因果論の下に生きている。その違いを軽く話そうとしたら、それだけで難しがられる。自分は頭が良くないから、といった言い訳の下で。
同じ大学の同じ学部学科という、非常に似たような思考・嗜好を持っていると思われる仲間でも、とある物事に対して腑に落ちるという人と全く理解不能という人が出る。
中卒でもものすごく物事を知っている人もいる。
結局は知ろうとするかどうかでしかないと思っている。
これこそまさにバカの壁だろう。