いい加減

休みたい。
他の社員の人たちが言うように、願いが次第に卑小になっていく。皮肉な話で、時間の制限を受ければ受けるほど、やりたいことがボロボロと零れ落ちてくる。昔、バイト先の社員の人たちが言っていたことそのまま。
願いの根源は、学生時代から変わらない。音楽と、思考することと、海外への憧れと、それらを共有できる人たちと、小難しい話をすることと。
いつだって感覚的に生きたい。
そろそろ自分で決めた、タイムアウトに向けて考えないといけない。それに向けて、資金を必要とするために、ほとんど新車の状態で買った車の行方をどうするか迷っているのだけれど、ここにきて愛着が湧いて、どうも決断しきれないでいる。
ここではない何処か、というものをいつも渇望していて、浮き足立って。だから安住の地を見つけられずにいるらしい。思考ばかりでなく、感情もいつも先走っているらしい。