にいようかと思っていたけれど、天気の良さについつい外出。行ったことのない先を街道沿いにてくてく歩いた。すべては勘。
人の出入りの多い小道が気になって向かってみたら小さなお寺で、竹林がすっきりと生えていた。東京という街は一歩入ると実は歴史の宝庫だったりする。
濁った池に皆がボートを漕いで遊ぶ。井の頭公園と対して差は無い。祭られている神社のゆかりに、平安時代だとかそういう記述があったから、その時代のここなんて東国の果ても果てで、ど田舎扱いされていただろうにと、ひたすら時の移り変わりを感じていた。神社というものはすごい。1000年もそれ以上もずっとその地の人々に守られ大事にされてきたのだから。そういうものを考えるとき、中高生の自分だったら伝統なんてダサいしこういうものは流行らないから自分らの時代では廃れるだろうと思っても、なかなかどうして時代の変遷を乗り越えて受け継がれるこれらの伝統に、何かしらの普遍性なり私たち人類の法則性のようなものが隠されている気がして興味深いのだ。