仕事観

自分を成長させたいという思いを抱くことだけでは、魅力ある仕事の出来る人間とはならない、といった趣旨のHPを見る機会があった。
なぜ成長したい人ほど成長できないのか -成長のジレンマ- - GOOD TO GREAT -就活、そして採用を科学する 最強就活.com-
組織でみんなの力で働いている今だとなおはっきりと感じることが出来るだろうな。
それまで1人でなんでも動いていかねばならない、という部署にいた私は正反対の仕事観に修正して仕事をしなければいけなくなった。もちろん得意不得意だとか、第一の責任者だとか仕事にあたる人という意味で、時々は自分だけしか事情をわかっていないなどということもあるけれど。
ただそうやって数人で協力体制で仕事をまわしていく上で、自分以外の人間と情報を共有していること、また何かあったら知恵を貸すことが、自分だけという負担を減らすことにつながるか、ということは体感した。何よりもちゃんと自分が休みを取りたいのならば、仕事を自分だけの負担にしてはいけないのだな、ということを正反対の環境を同時に見ていくことで思うわけで。
また引継ぎという形がうまく出来ないと、引き継いで業務を請け負う人も戸惑うことが多くて、結局やる気を削ぐことにもなってしまうし、そうなってはお客の側もいい迷惑である。そのためには何がどこまでなのか、どこまでやればいいのか、そういうことを誰が見てもわかるようにする必要がある。1人で抱え込まれると、周囲の人間はありがたくもあるけれど、丸投げ状態になってしまっていることにある意味不安だったりもするから。
(個人的には質問しづらい環境を作ることが1番の害悪だと思う。)
仕事ということからは少し離れるけれど、結局私達はいかに他人のことを思いやれるか、とかそういう部分を一生を通して訓練していくものらしい。与えることが出来るのは、源泉のようにこんこんと満ち足りたものが常に湧き出るようなものらしい。それはきっと与え続けている限り枯れることはないのだろう。不思議な循環だ。そういう不思議な柔らかいオーラを持った人は時々いて、どんなにネガティブでひねくれた心でも、近くにいればその毒気も抜けるから不思議だ。