その

人の感性を形作るものは10代のうちに触れたもので決まる。
音楽の話で坂本龍一は娘にそういうことを言ったらしい(坂本美雨だっけ?)。そういうことは早いうちに言って欲しいと10代ももうすぐ終わる年の娘はそう思って大変焦ったらしい。
今の坂本龍一のあの音楽は彼が10代のうちに触れた音楽に因っている。
今も昔も変わらずに聴き続けているけれど、すごいのは10代くらいまでに聴いた音楽が骨身にまで沁みていること。歌詞がすらすらと出てくること。
これから、自分よりもずっとずっと若い世代の人たちと接する機会が出てきたとき。様々な見聞を深めて欲しいこと、それを薦めること。それは若い世代にとってものすごい価値となるだろうな、なんて想像する。