「せっかく

のひな祭りなのに」
そういえばこの時期は名残雪が降る頃だと思い出す。太平洋側の東京の降雪量はずっと少ないように感じるが、九州にいた頃、山間部は面白いように雪が降り積もり山道にチェーン規制がかかる最後の季節だった。
さすがに東京でも今日辺りは真冬の冷え込み。けれど光は強さを増して、昼の外の色は春だから面白いもんだ。
もっともっと光に対して敏感になれたらいいんだけれど。
先日借りてきた映画を見た。古典的名作で名前だけは知っていた。ワインと出来合いの食べ物を買い込んで観る。ワインの酔いと疲れで最後少しうとうと。
名作と言われる映画は決して仰々しくなくむしろその所作一つ一つは地味なくらいで、よくよく噛み締めないと飲み込めないくらい。けれどそれが奥深さなのだろうな。
ひたすらアンダーだなと思っていたけれど、実はそれは映画上の演出だったらしい。なるほど。そういう手法『サーティーン〜あの頃欲しかった愛のこと』とかそんなタイトルの映画にも使われていたなと思い出す。
目線の高さから俯瞰へと移動するカメラくらいは分かるけれど、もっともっと実は演出上すごいことがあるらしくて。今度はちゃんと頭に叩き込んで観てみようかしら。

市民ケーン [DVD]

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