昼過ぎ

までうとうとしていたら、眩しかった日差しは影を潜めてしまってすっかり寒々しい雰囲気になってしまった。
浴槽に浸かっていたら、映画のワンシーンなんかでよく見るような気がすると色々考えを巡らせていた。ぼーっとしていたら動くのも面倒臭く感じられて長湯をしてすっかりお湯は温くなってしまっていた。そういえば昔にもこの時期に同様のことしてたなぁ。ちょっと動くのが億劫な季節。陰った光はあまりよろしくない。
空っぽなことに耐えられないから現実逃避的に色んなことを詰め込んでしまうのかしら。
片付かずゴチャゴチャとさせていることは進歩せず現状に甘んじるだけのよい口実なのかもしれない。現状が忙しいからと。
他人の感情に引きずられやすいのならばあまり感情的に不安定な人と付き合うのは私自身にも大きな負担となるかもしれない。
多分私は自分で思っているよりも感覚が鋭いのかもしれない。
人はそれぞれ視界が異なっているから、同じものを見たり聞いていても感じることは違ってそしてまた拾える情報には差があって、方や情報は空っぽだと言い、方や物凄い情報量だったと言う。だから感受性の違いをあまり気にし過ぎることはないんだと、過去のことを思い出して自分を慰めつつ、言葉に出来ないことが先にいつもくるやり方しか出来ないことは揺るぎなく肯定する。